都市部で壁面緑化に取り組む企業はなぜ増えているの?工事で注意したい点は?


適切に緑化をすれば建物内の省エネ効果が期待できる

高層ビルをオフィスとする企業が多い都市部においては、夏や冬の温度変化の大きい時期を乗り切るために壁面緑化への関心が高まっています。ビルの壁面の面積や配置する植物の種類にもよりますが、時期に合わせて適切に工事をすることで断熱効果や保温効果を期待することが可能です。

最近では、ヒートアイランド現象の抑制だけでなく、省エネの取り組みの一環として壁面緑化を始める企業も増えており、通行人やオフィスの訪問客、取引先などの様々な人からのイメージアップにつながっています。なお、壁面緑化によって得られる省エネ効果について詳しく知るには、電力会社が企業向けに公表しているデータや、他社のケースを参考にしたりするのがおすすめです。

施工業者と工事の期間やコストについて話し合おう

壁面緑化は見た目の美しさや癒しの効果などの点でも注目されており、将来に向けて持続的な緑化を行おうとする企業も少なくありません。壁面緑化のために必要な一通りの工事の期間は、工事の方法や植物の数、ワイヤーの設置の有無などに大きく左右されます。たとえば、高層ビルで本格的な緑化工事を行う場合には、作業員の人数や経験によりますが、トータルで一か月以上の期間を要することもあります。また、工事の後の植物の水やりや各部品の定期点検、修繕作業のたびにコストが発生します。そのため、余計なコストを増やさないためにも、必ず維持費用のシミュレーションを行って経営に負担が掛からないよう緑化計画を立てることが重要です。

壁面緑化は景観が良くなり環境に良い影響があるというだけではなく、太陽光や雨風から守ってくれるので建物の劣化も防ぐ効果が期待出来ます。

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